「群馬県大泉町立西小学校・西中学校のスクールミーティング」
群馬県邑楽郡大泉町立西小学校と西中学校のスクールミーティングに行ってきた。ここは外国人の子どもが非常に多く就学しているということで、西小学校が児童562名のうち93名が外国人児童であり、西中学校においては、生徒259名のうち34名が外国人生徒である。ここは特別な理由でスクールミーティングに臨んだ。
我が国において義務教育は国民の権利であり、義務があるわけだから当然小・中学校の9年間は学校に行くことになっている。しかし、外国人の子どもたちにとっては、実はその対象になっていないことから、事実上3~4割が不就学ではないかと言われている。このための実態調査がこれまでされたことがなかったので、まず文部科学省として全国実態調査を行うことを決定した。
しかし、実態調査といっても外国人においては戸籍がないので、その把握は大変難しい。実際各教育委員会においては、一軒一軒の外国人家庭を訪問し、そのチェックしなければ把握できないという。大泉町においても教育委員会が調査を行った。例えば、平成15年には全外国人児童生徒594名のうち公立小・中学校に通っている児童生徒が279名、私学や塾に通っている児童生徒が143名、不就学者が24名、帰国・転出者が148名であるという。
帰国・転出者と言っても実態は良く把握できていないことから、他の場所において不就学となっている割合もかなり高い。つまり大泉町だけの力では、帰国したのか、他の町村へ転出したのか調べようがないということである。
このことから、私の推測だが、今我が国で200万人近くの外国人が住んでいる中で、小・中学生の不就学者は5~10万人はいるのではないかと考えられる。現代社会において義務教育もまともに受けていない子どもが、その後の社会において就職できるはずがなく、人生においてもドロップアウトするのは目に見えている。
日本人の子であろうが、外国人の子であろうが、子どもたちを放置するのは、国家の責任として認めがたいことであり、是非とも私が文部科学大臣政務官の任期中にこの問題の決着を図りたい。そのためにスクールミーティングに行ったわけである。
大泉町の取組は、全国トップレベルの取組だと感じた。町費負担の教師も多く採用し、外国人児童生徒の個別指導をきめ細かく行っていた。大泉町の教育関係者、そして群馬県の教育関係者も多数同行されていたが、関係者の熱心な取組に頭が下がる思いがした。